ヤーズの休薬期間と体に起こる変化

まずはおさらい。「休薬期間とは何か」

「休薬期間」とは、簡単に言うと、低用量ピルを使用中の1周期28日間のうち、女性ホルモンを含んだ錠剤=実薬を飲むことをお休みする期間のことを言います。

これはヤーズのみならず、全ての低用量ピルにある期間です。

低用量ピルの女性ホルモン錠=実薬を飲むのをお休みしている間に、生理のような出血が起こります。これは「消退出血」と呼ばれています。聞き慣れない名前であるため、不安になる方もいらっしゃることと思いますが、消退出血は「不正出血」などとは全くの別物で、心配するようなものではありません。「低用量ピルを使っている人の生理」という解釈で、まちがいありません。低用量ピルを使っている人の生理を「生理」と呼ばず、「消退出血」と呼ぶということです。

ヤーズの休薬期間に起こる体の変化

「消退出血」が起こります

他の低用量ピルと同じように、ヤーズも休薬期間の間に生理に当たる「消退出血」が起こります。しかし、ヤーズを飲み始めて間もない頃は、休薬期間にうまく生理=消退出血が来ないことも珍しくありません。その場合は、出血の有無とは関係なく、4日の休薬期間のあと、5日目に新しいシートを飲み始めてしまって問題ありません。

頭痛・吐き気などの副作用が起こりやすいのは休薬期間中

女性ホルモン錠=実薬を飲まない期間ですので、体のホルモンバランスが変化します。そのため、頭痛・吐き気などの副作用が起こりやすくなります。

しかし、ヤーズはそれらの副作用が非常に起こりにくい低用量ピルです。以下の項でその理由を詳しく解説します。

ヤーズの休薬期間の特徴は

他の低用量ピルに比べて日数が短い

一番大きな違いは、ヤーズの休薬期間は他のピルのものと比べて短いということです。
第四世代までの他の全ての低用量ピルは、1周期28日中7日間が休薬期間です。ヤーズの場合は、1周期28日間のうち、4日間が休薬期間です。

これは、「超低用量ピル」とも呼ばれるヤーズの卵胞ホルモン(エストロゲン)含有量が、極めて少ないことに由来しています。つまり、1回の服用量が少ない分、日数を多く飲むことで、他の低用量ピルと同様の効果を発揮するよう調整されている、とイメージしていただくと、分かりやすいところです。

休薬期間が短いため、頭痛などの不快な症状を抑えられる

低用量ピルを使用中に、頭痛や吐き気などの副作用が出やすいのは、ピルの飲み始めと休薬期間です。
それは、ピルを飲むことによって、それまでのホルモンバランスが変化するからです。これまで飲んでいなかったところに飲み始めると、当然変わりますし、また、21日間ホルモン錠を飲んだ後で、飲むことをお休みする休薬期間にも、当然体内のホルモンバランスは変わります。この時に、頭痛、吐き気などの副作用が起きるのです。

ヤーズは、この副作用の出やすい休薬期間が短いこと、そしてこれらの副作用の原因となっている、卵胞ホルモン(エストロゲン)の含有量が極端に少ないことで、副作用が少ない低用量ピルです。

「すり抜け排卵」が起こりにくい

ピルを飲んでいるにも関わらずに起こってしまった排卵を「すり抜け排卵」と言います。これはピルを飲み忘れた場合によく起こります。ホルモン錠を飲んでいない休薬期間にも起こりやすいのですが、ヤーズは休薬期間そのものが短いため、他の低用量に比べてすり抜け排卵が起こりにくくなっています。